【冬静観な日々】短編小説「静観の敗北」【短編小説・挿絵3枚】 |
結構前に考えた話。
「ひかりVSしずみ」の最後の戦いで、やっとの事でひかりが勝利する。 これはその戦い後を「静観視点で書いたら面白そう」 というのをテーマに仕上げたものだ。 といっても元々も脳内ストーリーなので、 ひかりバージョンを書き起こしたりはしていないので、悪しからず。 なお、棒読みちゃんは読み間違いが多いのでオススメはしない。 |
ガクッ
肩を落とす静観。 冬「ま……負けた……?」 夏「や……やった。勝った!」 夏「勝った━━━━!!静観ちゃんに勝った━━━━!!」 ぐっ……。 冬(私が甘く掛かっていた?いや、全力だった……。 でも結果的にコレは負け……。) きょ「ふーむ。まぁ今回は仕方がないですね。 でも、勝敗で言えば僕の方が5勝で今回1敗……。 まだまだ、あなたの実力では静観には勝てない。」 よ「へっ!!なにを言ってんだ馬鹿きょうるん。」 きょ「?」 よ「今までの結果なんてどうだって良い。モノは同じ。 言わばコレは成長力……!」 ザッ……! クリックで「イラスト」へ よ「たった今をもってお前より俺が強いと、 記録は塗り替えられた!!」 夏「え?なに?」 きょ「……!!」 冬「……!?」 よ「現状ではひかりの方が上だぜ!おととい来やがれバーカ!!」 冬「っ……。」 きょ(!?) きょ「……いいでしょう。今回はここで引き上げます。 ですが、次回はこうは行かせない。 次回あなたの記録は無かったことにしてあげますよ。」 よ「言ってるがイイ!」 きょ「行きましょう。静観。」 冬「は……はい。」 夏「静観ちゃん!」 夏「また、一緒に戦おう!まだ4点差みたいだしさ!」 冬「…………。」 しゅうううぅぅぅぅ……。 静観がログアウトしました。 夏「あ……。」 夏「怒らせちゃったかな?」 よ「ふざけんな。こっちは5敗もしてんだ。 自分が負けた時だけ同情しろだなんて虫が良過ぎるだろ。」 冬静観な日々 短編小説「静観の敗北」 カチャッ 椅子に座る静観。 きょ「大丈夫ですか?静観。」 冬「……え?」 きょ「いえ、負けた事についてかなり気にしてた様だったので。」 冬「…………。」 キィ…… 椅子を押す。 冬「そう……ですね。気にしてないと言えば嘘になりますが。」 冬「でもひかりさんは悪くはないんです。私が怠けてたから……。 私よりひかりさんの方が今まで頑張ってて、私が自分の実力に自惚れてた。 ただそれだけの話です。」 冬「でも何故でしょう。「私が弱くなったんじゃないか?」っていう変な感覚なんです。 ひかりさんだけじゃない。他の人の方がより成長して、私だけ取り残された様な……。」 きょ「そんなことありません!静観は成長している! データ上でも成長は明らか。他の人より劣ることなどない!」 冬「ありがとうございます。ちょっと元気になりました。」 きょ「……。」 きょ「ただ、データを取っていて、かなり不可解な現象が起こりました。」 冬「?」 ギィッ。 椅子を立つ。 きょ「こちらを見てください。 これは今までの成績を線グラフにしたものです。」 冬「……!これは!?」 クリックで「イラスト」へ きょ「はい。僕らは通常通り徐々に成長を続けています。 それと違ってひかりさんは前半成長がとても遅い。 しかし後半になるにつれ、ひかりさんの成長が急激に上がり出した。」 冬「どうゆうことなの?」 きょ「僕にも詳しくはわかりません。 ですが、まずはこの辺。」 きょ「ここまでが大体「記憶力」に当たる覚える部分です。 そしてここからはそれを使った「応用力」。 モノを使えるようになったあとの発想がずば抜けて高いといえます。」 冬「そんな……!じゃあ今後本当に勝ち目が……。」 きょ「いえ、大丈夫です。今回の負けはむしろ好都合。 こういったタイプは「勝つと怠ける」性格にあるんです。 動画や、作品制作意欲がその証明。次回は勝てるでしょう。」 きょ「それに合計知名度はまだ静観の方が上ですし。」 冬「そうなのですか?」 きょ「そりゃあ今までの結果ですからね。」 冬「ふむ。それに私には武器がありますし!」 きょ「?」 クリックで「イラスト」へ 冬「ひかりさんはパンチラすら出来ませんが、 私はパンチラ以上も可能です!」 チラリッ きょ「ほ!?」 きょ「コラコラ。女性がそういうことするのははしたないですよ////」 グイッ 冬「おーう……。」 きょ「では、次回の対戦まで鍛え上げますよ!」 冬「わかりました!」 外 ザッ……。 誰かが去る。 <つづかない> |
以下コメントや後日談 |
☆静観ちゃんの方が人気高い? 夏「そうなの!?」 よ「実際どうかは知らんが、物語的にはそういう流れ。」 夏「ふっ……ま、まぁそうだよねー。 普通に知名度的にいえば?私の方が沢山出演してるし? まさか私の方が下なわけが、ねぇ……w」 よ「事実の様な気がしてきた。」 夏「ええ!?Σ( ̄△ ̄;)」 ☆最後の「誰かが去る」って誰? 夏「春原。」 よ「めっちゃクラナドの春原出てきてフイタわ。」 夏「私と静観ちゃんって「夏」と「冬」じゃん。 だから、「春」と「秋」の設定も考えた時期があったんだよね。忘れたけど。」 よ「おいおい、なんだか話題が広まってきたな。」 夏「ここからは「ナツヒカリミックス・ザ・ムービー」に続く。」 よ「映画化!?」 |
|