【謎分析】物語感想症状一覧 | |
日記やブロマガにて物語の感想を述べる際に、 人によって物語の感想の述べ方に、いくつかの種類がある。 この日記は、その病状を簡単に分けてみたものである。 ケース1:脚本現実感想病 「もし私がそうなったら、こういう風にしたい」 「この人(キャラクター)は最低だ」「そうならないように気をつけよう」 と、その物語を、あたかも現実の様に親身に捉える症状だ。 製作者側としては、まだ一番優しい考え方をする人である。 とても素直で、一番物語を楽しんでいる症状だ。 ただ制作者の思考とズレて、キャラをクズ認定されたりすると悲しい気持ちになる。 ケース2:自作比較型感想病 「そこの演出は素晴らしいから自分の作品にも生かそう」 「今のシーンはおかしいから、同じようなことをするときはこう直そう」 と、その作品からどうすればもっと良くなるか考える症状だ。 この症状の人の多くは”自分でも作品を作っている”ため、 対象が「自分の作品」vs「その作品」で評価する。 そのため、評価はちょっと甘口だ。 制作者側としても役に立てた様でなによりだろう。 ただ後日感想者が、より優れた作品を作られたときは複雑な気持ちになる。 ケース3:脚本演出評論家病 「そこはおかしい、もっとインパクトが出るような演出にするべきだ」 「そこの演出は素晴らしい!」「今のシーンいらないだろ……」 と、その作品を監督や評論家のように評価する人である。 これは、作品を沢山見てくると現れる病状だ。 製作者側としては、「素直に楽しめよ……」と苦笑せざるおえないだろう。 この症状の人の多くは”自分では何も作れない”ため、 対象が「世の中に出ている自分が思う名作」vs「その作品」で評価してしまう。 そのため、悪評が多い病気だ。 制作者側としても「名作と比べるのはやめてくれよ……」と泣きたくもなる。 ただ、たまに良いアドバイスだったりもするので、言う時は優しくね。 ケース4:作品の出来の”逆”感情病 その人の作品を沢山見たり、その作品の製作者と仲良くなってくると出始める症状だ。 仲良くならなくても作品と親密になってくると現れる病気。 つまり、長い期間その作品見てると、なんかムカついてくるというやつだ。 この症状は、作品の出来がよければよいほど絶望し、悪ければ悪いほどメシウマする。 通常の感想とは”真逆”なのである。 「自分の作品」vs「その作品」が悪化した状態で 負け、勝ちでしか作品が見れなくなってしまうと起こる症状だ。 患者は作品を見てるだけでイライラしだし、 好きな作品だったのに、好きなジャンルなのに暴言を吐いたりしてしまう。 アンチはここから始まる。 極めて危険な状態だ。 ケース5:製作物もひとりの人間病 その作品が「人」であり、その作品は「製作者」とイコールあると思っている患者だ。 「作品=その制作者の感情、思想」という考えをし、 楽しい作品を作ってるときは制作者に「元気でなによりだ」と言い 悲しい、ホラーなどの作品を作ってるときは 「なんか嫌なことでもあったか?」などといってくる。 ロリ絵師は幼女をレイプしたいと思ってるとか ミステリー作家は殺人願望があるとか思っている患者だ。 もう最悪である。 確かに、考えてることは作品に現れる事もあるが、 全部が全部そうというわけでもなく、 感情とは関係なく思いついた作品を、ただ書いただけなのに そんなこと言われたんじゃたまったもんじゃねぇのである。 こうなってくると製作者側としては作り難い。 作戦かなんかしらんが、上手いこと 「もう作品作るのやめようかな(´・ω・`)」って気にさせてくる。 とても危険である。 以上の事を踏まえ、簡単な感想例を挙げてみる。 これは映画「ライアーゲーム」を見たときの感想だ。 感想 そんなこんなでライアーゲーム面白かったです。 私がこんなのに巻き込まれたら勝てる気がしないですねwwケース1 シナリオも3種類のリンゴからあそこまで物語を膨らませることが出来るとは 私が作ったら、そこまで話を盛り上げるなんて事出来ませんねw 裏をつく構成等は、私も参考にしていきたいです。ケース2 やっぱりフクナガさんの演技は最高ですね。 ほかの人の演技と比べて断然面白いwケース3 はぁ・・・くそが。あんなすごい作品ばっかり世の中に出やがって・・・ これじゃ私の作品がクズみたいじゃねーか! 面白すぎんだよボケが!!ケース4 てかさ、あんな嘘つく作品を作るとか・・・作者誰かに騙されたりしたの? 人にものを言うときはもっと言葉を選んだほうがいいよ。ケース5 結論 どの病気も必ずしも悪いとは言い切れないだろう。 感想を書く人に、悪意があるかどうかが大きく左右されることである。 どの感想でも「面白かった」「良く出来ていた」という上で言うのであれば問題ない事なのだ。 それでも不快に思った作品だったのなら、静かにしておく事が一番相手にダメージはでかい。 |
|
ひかり 「うん。私も何言ってんだかわかんないわ。 ある程度修正したけど、 誰の視点で何を目指してるのか定め難い……。 簡単に言えば「感想書く人は5種類くらいいるね」 ってお話だよ」 |
|
|
|
夏川ひかり: ケース1は制作者としても一番ありがたい感想ですw (´∀`|Д・)っ|)<中の人などいない! という感じで見てもらった方がいいです。 あと作品を、評価して欲しいわけではなく「楽しんでほしい」事が制作者みんなの願いでしょう。 |